うちのお子様エセアイドルが夜泣きを始めました
「ほら、まほしの活用や接続なんて覚えても役に立たないでしょ? そんなの全然意味ないんです」
と、古典教師たる白衣の彼は言った。
その言葉に衝撃を受けたちびっ子が、ここに一人。
と、古典教師たる白衣の彼は言った。
その言葉に衝撃を受けたちびっ子が、ここに一人。
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うだるような暑さが続きます。変態に気をつけましょう
「ねむたい」
「あついよ」
「この暑い中目の前でべたべたべたべたしやがって。リア充ばくはつすればいいのに」
少しでも涼を得ようと机にへばりついていた少年が呪詛でも吐くように呟くと、隣で死んだようにチョコを貪り食っていた――暑さと食欲は比例するが、だからといってチョコを欲する本能は一定値のままで比例しないらしい――その隣の席の少年は、チョコの包みを開ける手をぴたりと止めた。適度に冷房の効いた教室内に放たれた何てことのない――非リア充というものは大抵、日常的にリア充爆発しろと思っているものだ――その一言に過剰反応したその少年は、はっと正気に戻って包みを開ける作業を再開した。
そのあからさまな「俺リア充です」的反応を暑さであまりピントの合わない視界の端に捉えた少年は、そちらを向かないままに口を開く。暑さのせいかすっかりとけた声が漏れた。
「何だよ矢野、お前リア充かよ」
矢野と呼ばれた少年は、ころころと口の中でチョコを転がす。
「そそそそそそそそそそそそ、そんなことないぞっ」
バレバレだ。
「あーはいはい。リア充リア充」
「違うんだよ東堂……俺……俺……!」
「あーもーくっつくなよ暑苦しい」
弁解しようとすがり付いて体を揺すってくる矢野少年を「しっしっ」と追い払うような動きで引き剥がして、少年は再び机と仲良しになった。ふにっ、と頬の形が変わる。
「夏だよなー」
「なー」
「あついよなー」
「なー」
「リア充ばくはつすればいいのになー」
「なー……って、うぇぇぇ!?」
夏はまだ始まったばかりである。
>オチとかないよだってこれ実録だもの……! 結構前の、夏じゃない日のぼくと友達の会話。いや、ほんと、見てるだけで暑苦しいと思うんだよ!← 書きたかったのは「ふにっ」。最近人の腰をふにふにするのがお気に入り
「あついよ」
「この暑い中目の前でべたべたべたべたしやがって。リア充ばくはつすればいいのに」
少しでも涼を得ようと机にへばりついていた少年が呪詛でも吐くように呟くと、隣で死んだようにチョコを貪り食っていた――暑さと食欲は比例するが、だからといってチョコを欲する本能は一定値のままで比例しないらしい――その隣の席の少年は、チョコの包みを開ける手をぴたりと止めた。適度に冷房の効いた教室内に放たれた何てことのない――非リア充というものは大抵、日常的にリア充爆発しろと思っているものだ――その一言に過剰反応したその少年は、はっと正気に戻って包みを開ける作業を再開した。
そのあからさまな「俺リア充です」的反応を暑さであまりピントの合わない視界の端に捉えた少年は、そちらを向かないままに口を開く。暑さのせいかすっかりとけた声が漏れた。
「何だよ矢野、お前リア充かよ」
矢野と呼ばれた少年は、ころころと口の中でチョコを転がす。
「そそそそそそそそそそそそ、そんなことないぞっ」
バレバレだ。
「あーはいはい。リア充リア充」
「違うんだよ東堂……俺……俺……!」
「あーもーくっつくなよ暑苦しい」
弁解しようとすがり付いて体を揺すってくる矢野少年を「しっしっ」と追い払うような動きで引き剥がして、少年は再び机と仲良しになった。ふにっ、と頬の形が変わる。
「夏だよなー」
「なー」
「あついよなー」
「なー」
「リア充ばくはつすればいいのになー」
「なー……って、うぇぇぇ!?」
夏はまだ始まったばかりである。
>オチとかないよだってこれ実録だもの……! 結構前の、夏じゃない日のぼくと友達の会話。いや、ほんと、見てるだけで暑苦しいと思うんだよ!← 書きたかったのは「ふにっ」。最近人の腰をふにふにするのがお気に入り
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xxx
性別:
非公開
趣味:
昼寝
自己紹介:
チョコを与えればいくらでも長持ちします。辛いものやすっぱいものを与えると途端に溶けます。長期に渡って使用される場合は、一日に板チョコを一枚与え、快適な室温、湿度の部屋に放置してください。さみしくなると勝手についてきます。