half

道のりは遠かった。当然それがひどく大変で到達し得ないかもしれないことだってことは分り切ってた。誰に言われるでもなく。私自身がそう思ってた。私は夢を見ても、そこまで愚かじゃない。
身勝手に動いても冷静になっていても、同じように知らぬ間に誰かを傷つけて、私はその犠牲の上に立っている。だからこそ、せめて自分が後悔しないような結果にしようと努力する。
道のりは、やっぱり遠い。

焦りと記憶に包まれても。

あの頃の夢に夢見て、私は歩きだす。時間はない、けれど、道のりは遠すぎて、急ぐ気にもなれなかった。少しずつ、それでも前に、足を踏み出す。
少しずつ、それでも前に、そのために輝く、この命。
向かい風が、応援してくれているような気がした。
これからの勝負、まだ終わっていない。焦るな、自分のペースで、さぁ、もっと遠くに行けるはず。
少しずつ、それでも前に。
Ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ ｉｓ ｏｎ ｉｔ’ｓ ｗａｙ．


見つめた先で色褪せないままに煌めくのは。






＞Ｒｉｅ　ｆｕさんの曲。これは誰だろう。今聴いてるけれど、誰にも掠らない。直感かなー。何か決意をして、それを追い求め続ける子のお話。女の子っぽい。