half

常に誰かのために生きていた。誰かの役に立つためにオレは生き、そして死ぬようにして身を染める。血に泥に。自分自身に生きる意味は見いだせないから。
ずっと探していた、うるさかった誰かの泣き声。自分のものだと気付くのにどれだけの時間がかかっただろう？泣いていたのか、オレは。そんなことにさえ気付かなかった。
ここに居場所なんてなかった。誰も認めてくれなくて、誰も存在させてくれなくて。オレをまるで、兵器武器のように。
汚れた猫はどこへ向かっているの。どこへ行きたいの、どこへ帰りたいの。居場所はあるの？
信念を曲げる人たち、あなたたちはそれでいいんですか。あえて居場所を手放すような、そんなことをして、後で後悔はしないんですか。

オレだけを置いてけぼりにして、星は廻って世界は進んでく。

微かでも見えなくても、命の灯が揺れている。それを摘み取るように消し去るオレの中にも。
オレの行く末すら照らしてくれるだろうか。
彼と出会って、彼女と出会って、オレの世界は変わっていく。

歌うように囁くように。オレをあいつらが待ってくれている。
オレを信じて。ここに居場所がないと地面を濡らして言ったオレを、ここが居場所だと。
旅立つオレたち、この灯は行く先を照らしてくれるか。ああ、こいつらとならオレは世界だって変えてみせる。


星を廻せ、世界を掴め。オレたちの場所は、オレたちの中に。




＞BUMPより、本日二度目。ミィとくれば哉音だろうという意味不明な繋がりで。本当。BUMPはいい曲ばっかりだと思う。聴いたことない人は聴くことをおすすめするよ。内容的にはバトルクライの明るいバージョン、みたいな。こいつらは本気を出せば軽く世界くらい変えられると思うんだ。