かげふみ
いのちのぬけるおとがした
いっそきれいに、彼女は笑って死んでいった。血の尾は引かない。僕の方に伸ばした手が凍って、ただ硬質的な冷たいだけのかたまりに変わる。
何の欠片も残さないで、何の汚れも落とさないで、彼女はこの世界から消えた。僕を置いて。僕を一人にして。
ねぇ、かみさま
このこうけいは
ほんとうにげんじつなんですか
夢を見た。僕の見る夢は、つまり無意味なものなんかじゃないから
これは。この、夢は
何年も何十年も何百年も、それ以上に遠い昔。彼女は、僕らは、そして彼は、一度世界から追放された
彼がまたこの世界に戻ってくることは、ついぞなかった、けれど
彼女が彼女として過去のように在ることは、もう、ないのだけれど
思い出なんてもう遥か遠いどこかに落としてきてしまった。セピアになって、モノクロになって、最後には色さえも失ってしまった
透明になったということ。消えたということ
それは喪失したということ
もう残っていないと、いうこと
彼はもう、僕らの記憶からすら消えてしまったんだ
彼女の中にある、止まったままで忘れることを否定し拒否し続ける彼女の記憶を、除けば
その残った記憶自身が彼女を蝕んでいるというのに
ねぇ、君は神様だったんでしょう
どうか彼女くらい
救ってあげてはくれませんか
>これも設定知らにゃわからん感じ。しかも切り貼りしてるからぐっだぐだという。彼女と彼(君)と僕の三人は書きやすいから非常に好き。付き合いが長すぎるだけかもしれんのだけども
いっそきれいに、彼女は笑って死んでいった。血の尾は引かない。僕の方に伸ばした手が凍って、ただ硬質的な冷たいだけのかたまりに変わる。
何の欠片も残さないで、何の汚れも落とさないで、彼女はこの世界から消えた。僕を置いて。僕を一人にして。
ねぇ、かみさま
このこうけいは
ほんとうにげんじつなんですか
夢を見た。僕の見る夢は、つまり無意味なものなんかじゃないから
これは。この、夢は
何年も何十年も何百年も、それ以上に遠い昔。彼女は、僕らは、そして彼は、一度世界から追放された
彼がまたこの世界に戻ってくることは、ついぞなかった、けれど
彼女が彼女として過去のように在ることは、もう、ないのだけれど
思い出なんてもう遥か遠いどこかに落としてきてしまった。セピアになって、モノクロになって、最後には色さえも失ってしまった
透明になったということ。消えたということ
それは喪失したということ
もう残っていないと、いうこと
彼はもう、僕らの記憶からすら消えてしまったんだ
彼女の中にある、止まったままで忘れることを否定し拒否し続ける彼女の記憶を、除けば
その残った記憶自身が彼女を蝕んでいるというのに
ねぇ、君は神様だったんでしょう
どうか彼女くらい
救ってあげてはくれませんか
>これも設定知らにゃわからん感じ。しかも切り貼りしてるからぐっだぐだという。彼女と彼(君)と僕の三人は書きやすいから非常に好き。付き合いが長すぎるだけかもしれんのだけども
PR
この記事にコメントする
カレンダー
アーカイブ
最新記事
ブログ内検索
プロフィール
HN:
xxx
性別:
非公開
趣味:
昼寝
自己紹介:
チョコを与えればいくらでも長持ちします。辛いものやすっぱいものを与えると途端に溶けます。長期に渡って使用される場合は、一日に板チョコを一枚与え、快適な室温、湿度の部屋に放置してください。さみしくなると勝手についてきます。