カチュが!
ダイワハウチュ的XX。今日ごみれんじゃーに変身してた時、ふとクラスメイトと話してた時のネタ思い出してよるんに言ったら大爆笑された
ゴミ拾いのボランティアだったんだけれど、行きに乗った電車、路面電車、そして帰りに乗っけてもらった自転車と、何かすさまじいくらいに今日は揺れてた。阪和線の運転手は自重するべきだと思う、なんか今日だけ運転荒かったぞこのやろー
ああああああああ明日七時半に集合なんだけれど、ノリは昨日結局行けなかった部活みたいな感じだよ、やっぱり五時起き……!
まぁそれくらいなら人もちょっとは少ないだろうけれどね。希望的観測、超希望的
せめてせめて体調が回復してくれれば大分マシなんだよ、頑張れぼくの体!
何か書きたいし、ネタ自体……というか、元ネタ(またどこかから曲を引っ張ってくるつもりだこいつ)は決まってるんだけれど、どうにも時間と労力と気力が足りない。あと、体調も足りない
あー、なんか、時間が止まればいいんだよ。時よ止まれ!←
なんか突発的にネタ。この中に名前だけで出てくるキャラを知ってる人はいないはず。少なくとも教えた人の中にはあのサイトの常連客はいなかったと記憶しているし
というわけで、もしかしたら今後のネタばれ、かもしれないから折りたたみの反転で。まぁサイト自体に上げるのは、かなり先、なんだろうけれど
「依」
名前を呼ぶ。彼女の意思は変わらない。
「黒」
名前を呼ぶ。オレの気持ちは届かない。
「沙來楽」
名前を呼ぶ。遠い先で名前を呼ばれた。
「――」
それは、オレを示す唯一の名。彼がくれたオレの、名前。そんな風に呼ばないで、オレの唯ひとりの、唯一の育て親。あなたに嫌われては、オレはきっと何も為せなくなる。せっかくオレが自分の意思で、……なぁ、これこそがオレの成長した証だろう?
飼育されてそれで育てられたなんて言わない。オレは今でもあなただけを見ている。それは昔からずっとかわらない、けど。
どうか許してなんて言わない。オレはこの檻から逃げる、かつての飼育者と、ついてきてくれると言った、彼女たちを連れて――そして、あなたたちの力も借りて。
どうぞお元気で。オレはあなたに迷惑をかけた覚えしかない。いつだってオレは何も知らない子供だった。今でもきっとそう。誰かに縋らなければ生きていけない小さな子供だ。
それでも逃げ出そうと思う。オレはオレが正しくて魅力的で幸せだと思う道を選びとる、その選択をしに逃げ出そうと思う。きっと間違いだらけで悲しみに満ちていて辛くて、裏切りばかりのものになるんだろうけれど。オレはもう決めた。もう誰にも謝らない。謝って許されるなんて、そんなの耐えられないだろうから。
この裏切りの痛みはずっと背負って生きていく。彼らと、オレが選んだ彼らと一緒に。
最後に。
オレを拾ってくれて、オレに名前をくれて、今まで、育ててくれて、ありがとう。
「……行ったか」
「うん、そうみたい」
短く、それでも相互間で意味と感情が交わされたやり取りのなかで、長身の彼は送られてきた手紙を握りつぶした。それは忽然と組合から姿を消した彼女の名前で送られてきたのだが、彼女自身字は書けないのだ、きっと飼育係辺りが書いたに決まっている。わざわざそんなものを取っておく義理はなかった。
組合は今揺れていた。代々統制下にあったはずの濃紅が檻を蹴破り脱走、つまりは逃げ出したのだ。助力したのが自分たちであると知っていながらも、その狼狽ぶりには同情を禁じ得ないものがある。それほど、彼女は組合において「絶対の支配」の下生きていたのだ。何も人間らしいものも与えられず、自身を忌み嫌う者たちばかりに囲まれて。
「落ち着いたら、連絡くれるってさ」
「然うか」
「うん」
沈黙が下りた。この二人の間では比較珍しいものではないが、それでも、その種が違う。明らかに彼が彼女に向けるものではないし、彼女が彼に向けるべきものでもない。
「……奇しくも、俺やあの人と同じように、アイツは逃げ出した」
「そうだね。いつか、言ってたね」
ふっと、彼女の方が笑った。輝きを秘めた金色の目がゆるやかに細められる。その瞬間に空気が甘くなった気がした。彼女もその一端であるが、ほとんどのその糖度は彼からのものだ。
「大丈夫、あたしたちがついてるもん。そう簡単に捕まえさせはしないよ」
「翡翠と御月のバックアップに、同行者は陽賀に星城。若しかしたらアイツは俺よりも恵まれているのかもしれないな」
「何言ってるの。あたしじゃ不満?」
「いいや」
風が凪ぐ。どこか遠くから来たような匂いだけを乗せて。陽の光は彼女らの蒼い、そして若草色の髪をどこまでも鮮やかに色づけ、そして見下ろしていた。
どこかで銃声が響く。それはきっと命を削り取る音ではないだろう。
彼らはもう、人を殺さないと決めた葬儀屋だ。
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ゴミ拾いのボランティアだったんだけれど、行きに乗った電車、路面電車、そして帰りに乗っけてもらった自転車と、何かすさまじいくらいに今日は揺れてた。阪和線の運転手は自重するべきだと思う、なんか今日だけ運転荒かったぞこのやろー
ああああああああ明日七時半に集合なんだけれど、ノリは昨日結局行けなかった部活みたいな感じだよ、やっぱり五時起き……!
まぁそれくらいなら人もちょっとは少ないだろうけれどね。希望的観測、超希望的
せめてせめて体調が回復してくれれば大分マシなんだよ、頑張れぼくの体!
何か書きたいし、ネタ自体……というか、元ネタ(またどこかから曲を引っ張ってくるつもりだこいつ)は決まってるんだけれど、どうにも時間と労力と気力が足りない。あと、体調も足りない
あー、なんか、時間が止まればいいんだよ。時よ止まれ!←
なんか突発的にネタ。この中に名前だけで出てくるキャラを知ってる人はいないはず。少なくとも教えた人の中にはあのサイトの常連客はいなかったと記憶しているし
というわけで、もしかしたら今後のネタばれ、かもしれないから折りたたみの反転で。まぁサイト自体に上げるのは、かなり先、なんだろうけれど
「依」
名前を呼ぶ。彼女の意思は変わらない。
「黒」
名前を呼ぶ。オレの気持ちは届かない。
「沙來楽」
名前を呼ぶ。遠い先で名前を呼ばれた。
「――」
それは、オレを示す唯一の名。彼がくれたオレの、名前。そんな風に呼ばないで、オレの唯ひとりの、唯一の育て親。あなたに嫌われては、オレはきっと何も為せなくなる。せっかくオレが自分の意思で、……なぁ、これこそがオレの成長した証だろう?
飼育されてそれで育てられたなんて言わない。オレは今でもあなただけを見ている。それは昔からずっとかわらない、けど。
どうか許してなんて言わない。オレはこの檻から逃げる、かつての飼育者と、ついてきてくれると言った、彼女たちを連れて――そして、あなたたちの力も借りて。
どうぞお元気で。オレはあなたに迷惑をかけた覚えしかない。いつだってオレは何も知らない子供だった。今でもきっとそう。誰かに縋らなければ生きていけない小さな子供だ。
それでも逃げ出そうと思う。オレはオレが正しくて魅力的で幸せだと思う道を選びとる、その選択をしに逃げ出そうと思う。きっと間違いだらけで悲しみに満ちていて辛くて、裏切りばかりのものになるんだろうけれど。オレはもう決めた。もう誰にも謝らない。謝って許されるなんて、そんなの耐えられないだろうから。
この裏切りの痛みはずっと背負って生きていく。彼らと、オレが選んだ彼らと一緒に。
最後に。
オレを拾ってくれて、オレに名前をくれて、今まで、育ててくれて、ありがとう。
「……行ったか」
「うん、そうみたい」
短く、それでも相互間で意味と感情が交わされたやり取りのなかで、長身の彼は送られてきた手紙を握りつぶした。それは忽然と組合から姿を消した彼女の名前で送られてきたのだが、彼女自身字は書けないのだ、きっと飼育係辺りが書いたに決まっている。わざわざそんなものを取っておく義理はなかった。
組合は今揺れていた。代々統制下にあったはずの濃紅が檻を蹴破り脱走、つまりは逃げ出したのだ。助力したのが自分たちであると知っていながらも、その狼狽ぶりには同情を禁じ得ないものがある。それほど、彼女は組合において「絶対の支配」の下生きていたのだ。何も人間らしいものも与えられず、自身を忌み嫌う者たちばかりに囲まれて。
「落ち着いたら、連絡くれるってさ」
「然うか」
「うん」
沈黙が下りた。この二人の間では比較珍しいものではないが、それでも、その種が違う。明らかに彼が彼女に向けるものではないし、彼女が彼に向けるべきものでもない。
「……奇しくも、俺やあの人と同じように、アイツは逃げ出した」
「そうだね。いつか、言ってたね」
ふっと、彼女の方が笑った。輝きを秘めた金色の目がゆるやかに細められる。その瞬間に空気が甘くなった気がした。彼女もその一端であるが、ほとんどのその糖度は彼からのものだ。
「大丈夫、あたしたちがついてるもん。そう簡単に捕まえさせはしないよ」
「翡翠と御月のバックアップに、同行者は陽賀に星城。若しかしたらアイツは俺よりも恵まれているのかもしれないな」
「何言ってるの。あたしじゃ不満?」
「いいや」
風が凪ぐ。どこか遠くから来たような匂いだけを乗せて。陽の光は彼女らの蒼い、そして若草色の髪をどこまでも鮮やかに色づけ、そして見下ろしていた。
どこかで銃声が響く。それはきっと命を削り取る音ではないだろう。
彼らはもう、人を殺さないと決めた葬儀屋だ。
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チョコを与えればいくらでも長持ちします。辛いものやすっぱいものを与えると途端に溶けます。長期に渡って使用される場合は、一日に板チョコを一枚与え、快適な室温、湿度の部屋に放置してください。さみしくなると勝手についてきます。