half

死ぬことは神に近付くことだ。
死ぬことは神へとなることだ。

身に余る銃を抱え、血と薬莢の散るその戦場で、生き残るすべなんてなかった。ただ、神と謳われた戦争屋は俺たちに神になるための戦い方を教え、そして、――。

死ぬということ、その最果てに神はいない。
だがもし、死んだその先に彼がいるのなら。

変えられなかった世界を見つめて死んでいった彼。変わらないままの世界に這いずり回って生きている人間たちを嘲笑って死んでいった彼。彼と会えるのだろうか、死んで、世界を変えて、その後に。
彼の弟は、彼とそっくりな顔して、「まだ兄さんの所に行くには早ぇよ」なんて言うんだろうけれど。
でもそろそろ俺は、お前に、そしてお前の兄に、裁かれるべきなんだ。誰よりも世界よりも、お前たちに。




＞彼＝ニール。多分すごく、さっき鋼錬見たからだと思う。ロイがロックオン過ぎてびっくりした。なんだこれ