half

「さっみぃぃぃ……」
「そりゃあ冬だからね。恨むんなら２３．４度傾いて公転してる地球を恨めよ」
「なんで日本人に生まれたんだろう。夏なんて暑いだけだし、冬はこんなだし。四季のない国に生まれたかった」
「赤道直下だったらどうするさ。年中ずっと暑そうな気もするけど」
「あーそうか、めんどいなぁ」
「…………」
「…………」
「…………」
「なぁ」
「何」
「お前、ちょっと地球爆殺してきてくんね？」
「なんで」
「そりゃああれだ、世界が滅びれば俺がこんな思いしなくていいだろ」
「無理だよ」
「え、できないの？　沖なのに？」
「お前は僕を何だと思ってんのさ。出来ないもんは出来ない」
「えー。だって沖、お前エスパーじゃないの？　地球爆殺くらい軽いよな？」
「なぁ綾、僕は時々お前がわからなくなるよ……」




＞なんていうか、「地球爆殺」て単語を使いたかっただけの話。なぜか沖が共犯者きーちゃんのツボにヒットしたらしいのでこの二人